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写真はボラカイ島ホワイト・ビーチの夕景です。
2006年3月、連休を利用して3泊4日でボラカイに行って来ました。
ボラカイは想像していたよりも騒々しい島でした。4年前に訪れた同じフィリピン・パングラオ島のアローナビーチをイメージしていたのです。
パングラオが隠れリゾート的だったのに対してボラカイはハネムーナーのための島…って感じです。
どちらかといえば前者の方が私の好みです。カップルのベタベタを見せつけられても嬉しくはありませんしね。
でも、海も浜辺もサカナ達も素晴らしい島であることは確かです。


ボラカイには空港がありません。なのでマニラからパナイ島へ行き、そこから車と舟を利用して渡ります。パナイ島にはカリボとカティクランの二つの空港があります。マニラでの乗り継ぎによって 利用する空港は変わると思いますが、カリボ空港からボラカイへの舟渡しのあるカティクランまで車で1時間ほどかかります。
私たちはマニラで少々まごつきました。入国審査前にカリボへの
着便が重なって入国審査は超過密! トランジット・チケットを受け取るまでは良かったのですが、バゲッジの受け渡し場所が分からずウロウロしました。左写真は入国審査を出たところから撮っています。この写真の左奥にチケット
交換カウンターがあります。で、この写真を撮っている位置辺りにバゲッジの受け取り場所があります。ここで一旦バゲッジを受け取り国内線荷物カウンターに預けるのですが、 カリボ空港ターミナルに向かって その荷物受け取りカウンターは国内線のビルではなく、このビルの中程にあります。
そのままパナイ島まで積んで行ってくれれば良いものを、まったく面倒な(~_~;)
これぞ正に鈴なり! 乗り合いトラック
肩車で渡し船へ。お姫様ダッコもお願い出来ます カティクランからはバンカー・ボートでボラカイへ渡ります。水深が浅ければズボンの裾をまくって乗船することも出来ますが、時には腰まで海に浸かる時もあります。そんなときはご覧のように肩車で渡してもらいます。 肩車代金は20ペソ(約30円)が相場のようですが「オモイ、重い」ともっとチップをねだるポーターもいました。
ちなみにバゲッジの担ぎ代は相場10ペソだそうですが、重ければ20ペソ渡してあげましょう。
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どちらかといえばアジアより欧米系の雰囲気 ボラカイ島は南北に細長い島で、西側中央部にホテルやレストランなどが密集しています。
私たちはボラカイ・リージェンシーに部屋を取りました。フィリピン・アロヨ大統領のお気に入りのホテルだそうで、半年も前から予約しないと、良い部屋は確保出来ないそうです。確かに大きくて綺麗な良いホテルでした。
人気のホワイトサンドビーチ
上の写真は左右共にホワイト・サンド・ビーチです。カリボからのバンカー・ボートはここに到着します。一応「ボートステーション」なんて呼称もあって1.2.3とあるのですが、特に艀があるわけではありません。
ボラカイ・リージェンシーはボートステーション2の真ん前です。
ここは丁度ボラカイの中心部に当たる位置で、何処に行くにも便利でした。
この浜辺・ホワイト・サンド・ビーチを背にして左へ行くと“Dmall”というショッピング・モールがあります。
ここには土産物屋やレストランが集まっていて、とても便利です。
ハンバーガー・ショップから海鮮物レストラン、コリアン・レストラン、日本の会席料理店もありました。日本語でのツーリスト案内もあります。
ホワイト・サンド・ビーチを端から端まで歩くと30〜40分かかります。歩くのが嫌なら左写真のペディキャブを利用すると良いでしょう。オートバイにサイドカーが付いたのがトライシクル。こちらは自転車です。私はホテルからダイビング・ショップへの往復でこれを利用しました。値段は先に交渉しましょう。大体、50〜100ペソ(約115〜230円)位です。 Dmallの入り口
お土産店や食べ物屋が軒を連ねます 上右と左右3カット=Dmall 観覧車なんかもある。でも、小さくて上にいっても海岸すら見えないのではなかろうか?

左下のカット KAESEKEの文字の下にはジャパニーズ・レストランと書いてあります。って事はKAESEKEは“懐石料理”って事でしょうか?

右下のカット Dmallの子供達
ボラカイは韓国人に人気らしく、日本語よりもハングル文字の方が多く見かけられました。何度か韓国人に間違われて、声を掛けられて「?」という事がありました。何でこの島が韓国でブームになったのでしょう? パングラオを訪れた時も日本人とは会わず、中国人がいた記憶があります。フィリピンは韓国&中国から来やすいのでしょうか?


3月19日 「カミアU」

In=10:05 Ex=10:40 最大水深=30.9m 平均水深=20.5m 透明度=20m

何でも数年前のクリスマスの日にわざわざ船を沈めたらしい。沈潜ポイントだけれど、サカナもまだあまり居着いてなく、イマイチ。
ハクセンアカホシカクレエビ ホホスジタルミ
3月19日 「クロコダイル」

In=12:11 Ex=13:00 最大水深=23.0m 平均水深=14.3m 透明度=30m

クロコダイル島そばのサンゴが綺麗なポイント。シュノーケリングでもOK。
ピンクスクワットロブスター オイランヨウジ
3月19日 「フライデーズロック」

In=15:18 Ex=16:08 最大水深=20.3m 平均水深=14.5m 透明度=15m

小山のような岩礁地帯の周りを散策するポイント
ゴールドスペックスジョーフィッシュ キンギョハナダイの群れ
3月20日 「マニンニン」

In=14:01 Ex=11:51 最大水深=23.2m 平均水深=14.7m 透明度=30m
ボラカイでは人気ナンバー1らしい。大物&レア物何が飛び出すかわからない潜ってみなけりゃ分からない!…ポイントだそうです(本当にそうでした)。
スミレナガハナダイ 手を振って見送ってくれたマニンニンの島民達
再上陸したマニンニン島の部落 【後記】

旅に出て、その旅先が想い出深い場所となるか、二度と行きたくないような場所となるかは、その時の運も大きく作用する。ここボラカイは残念だけれど、正直言って後者となった。
パナイ島からバンカーボートに乗ってボラカイ島に近づくにつれ、島からBGMが聞こえだした時、実はその時点で少し気が重くなった。賑やかな所が嫌いなわけではないけれど、はるばる日本からやって来て、好みでもない音楽など聴きたくもない。ハネムーナーが多いそうで、少々の騒音は致し方ないと諦めたけれど、その後が良くなかったのだ。
まずはダイビング・ショップのチョイスをミスった。水深10m以上もあるポイントに、シュノーケラーを同行するような金儲け主義のショップだった。(シュノーケラーは当然、何も見えないとボヤいていた)。そんなショップだからか、私も危険なダイビングを強いられた。
帰国時も来るはずのエージェントが現れず、結局自分たちで残りの手配をするはめになってしまった。
残念なことだけれど、この島を再訪することは無いだろう。もしも数泊出来る休暇が取れるなら、別の島を選択するに違いない
                            【2006年8月追記】